万年筆の使い方✒️
こんにちは。
大丸神戸店地2階 高級筆記具売場です。
いつもショップブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、万年筆の使い方とお手入れ方法についてご紹介いたします!
万年筆ならではの滑らかな書き味や、水性インクによる文字のゆらぎ、独特の風合いは、他の筆記具では味わえない魅力です。
ぜひ一度、万年筆の書き心地を体験してみてください✒️
〈吸入式万年筆のインク補充方法〉
使用例:写真の万年筆は、🇩🇪ペリカン スーベレー グリーンストライプ万年筆です。
キャップを外して、尻軸を反時計方向へ止まるまで回します。
↓
ペン先をインクに完全に浸し、今度は時計方向へ元の位置まで回します。
これでインクが補充されましたが、ここでもう一度尻軸を時計と反対方向へ回して1~2滴インクを落とします。
そしてペン先を上へ向け、尻軸を最初の位置に戻します。
ペン先や軸についた余分なインクは柔らかい布で拭き取ります。
*尻軸の回しすぎは故障の原因となりますのでご注意ください。
〈コンバーター(吸入器)式万年筆のインク補充方法〉
使用例:写真の万年筆はパイロットカスタム74万年筆です。
コンバーターを首軸に向かってしっかりと真っ直ぐに差し込み、透明樹脂部分を押さえながら、黒いノブを反時計方向へ止まるまで回します。
その後、ペン先をインクに完全に浸し、ノブを時計方向へ元の位置まで回すとインクが補填されます。
これでインクが補充されましたが、ここでもう一度ノブを時計と反対方向へ回して1~2滴インクを落とします。
そしてペン先を上へ向け、ノブを最初の位置に戻します。
ペン先や軸についた余分なインクは柔らかい布で拭き取ります。
〈カートリッジ式万年筆のインク補充方法〉
キャップ、胴軸を外し、カートリッジインクを首軸に向かって、しっかりと真っ直ぐに差し込みます。
胴軸を首軸にセットし、しばらくしてから筆記することが出来ます。
〈万年筆のお手入れについて〉
万年筆のインクは水性インクのため、長時間使用しないとインク詰まりが起こり筆記に支障が出る場合がございます
小まめな洗浄が必要となり、2~3ヵ月に一度の洗浄が推奨されています。
(吸入式、コンバーター式の場合)
吸入式の場合、 ペン先を水かぬるま湯を入れたコップに入れ、 インキを吸入するように、 インキが出なくなるまで水を繰り返し出し入れします。
コップの水を取り替えながら、 インキが出なくなるまで水の出し入れをくり返します。
コンバーター式の場合、コンバーターを装着したまま、上記の作業を行います。
(カートリッジ式の場合)
カートリッジをまっすぐ引き抜き、 ペン先と首軸を水またはぬるま湯を入れたコップに浸します。
長期間使用していない場合は、1日ほどつけ置きすると効果的です。
コップでつけ置きした後は、首からペン先に向け、何度か水を通ししっかり洗います。
インクの色を変える際や、しばらく万年筆を使用しない場合も 洗浄をおすすめします。
ぜひ一度、万年筆の魅力を体験してみてください。
店頭では試筆も可能ですので、お気軽に地2階高級筆記具売場までお越しくださいませ。
ご来店お待ちしております!
大丸神戸店 地2階
高級筆記具売場